ユダヤ人は今も選民である

聖書時代のイスラエル人ないしユダヤ人は、現代のイスラエル人ないしユダヤ人と同じなのかどうか。言い換えれば、聖書の中でイスラエル人に交わされた神の契約は、今のユダヤ人にも有効なのかどうか。有り体に言うなら、ユダヤ人は今も「選民」(契約の民)なのかどうか。 多くのクリスチャンが言う。「イエスの十字架が成就し新約時代となったことで、ユダヤ人の選びは廃止された。今はユダヤ人と置き換えられてキリスト…

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『ユダヤ人の歴史』を読んで

鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史』(中央公論社)を読んだ。私の読む本は99.9%図書館で借りたものだが、今回は珍しく購入した本である。一目惚れだった。書店で見かけて、どうしても欲しくなり、クリスマスプレゼントに買ってもらったのだ。(あと2冊、山川出版社の『詳説世界史図録』と『詳説日本史図録』も買った。)たまに買ってみると、コーティングされた図書館の本とは違う、カバーの生の触感が心地よい。本屋さんが挟ん…

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天皇のために祈ろう

「そこで、私は何よりもまず勧めます。すべての人のために、王たちと高い地位にあるすべての人のために願い、祈り、とりなし、感謝をささげなさい。Ⅰテモテ2:1」と、聖書にある。総理大臣のためまでは、とりなし祈っているというクリスチャンは結構いる。しかし、天皇のために祈るというクリスチャンは少ないのではないか。(私の主観かも知れないが。) 考えられる原因のひとつは、「天皇制」について否定的に捉えて…

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サーサーン朝ペルシア

青木健著『ペルシア帝国』(講談社)を読んだ。二つの古代ペルシア帝国「ハカーマニシュ(アケメネス)朝」「サーサーン(ササン)朝」の通史である。(ハカーマニシュ朝って何?」 http://cavazion.seesaa.net/article/519074089.html 、「エステル記に現された神の摂理」http://cavazion.seesaa.net/article/519106789.ht…

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イランの行方とエゼキエル戦争

前回http://cavazion.seesaa.net/article/519731044.html 、反政府デモが起こっているイランでイスラム教シーア派原理主義政権が倒れ、人々が救われるように祈りを呼びかけた。その後、デモ参加者の公開処刑が延期されたなどの情報が入ってきているが、逆にトランプ大統領が軍事介入の保留を示唆するなど(彼のことだから何をするかわからないが)、情勢は未だ予断を許さない…

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(緊急)イランのために祈ろう

今(2026年1月14日現在)、イランで大規模な反政府デモが起こっている。物価上昇への不満から始まったデモは、政府の体制そのものへの不満へと変化してきたようだ。デモに対する政府の弾圧は厳しく、ある情報によると少なくとも12,000人の死者が出ているという。(最初1,200人かと思ったら、1桁違っていた。思わず数字を見直した。) イスラム教シーア派原理主義による独裁体制が敷かれているイラン政…

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律法を成就したイエスの十字架

旧約聖書、特に「律法」(トーラー、モーセ五書)はユダヤ教・キリスト教双方の土台であるが、その様相はいずれとも大きく異なっている。具体的に言うと、律法の核心は、幕屋(後の神殿の原型)の建設と、そこで捧げられるいけにえであろう。だが、現在ユダヤ教やキリスト教でいけにえが捧げられることはない。 ユダヤ教の場合、ローマ軍の攻撃で神殿がなくなってしまったので、やりたくてもできないという事情がある。彼…

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私とイスラエルとの出会い

私が、イスラエルに関心を持つようになった、そもそもの理由。 まずは、幼稚園の時から教会に通い聖書に親しんできたことである。何しろ幼い頃から「イスラエルの人たちは海を渡ってエジプトから救われました」とか「ダビデがゴリヤテを倒してペリシテ人からイスラエルを救いました」とかいった話を聞いてきたのだから、イスラエルに親近感を覚えて当然だ。だから、当時から、行ったこともないイスラエルが大好きだった。…

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King of Israel

今更ながらだが、クリスマス音楽のYouTubeを聴いていて、「牧人ひつじを」の英語版の詞が、「the King of Israel」で締めくくられていることを知った。(タイトルにもかかわらず)東方の博士たちの旅がテーマの歌だから、彼らが言った「ユダヤ人の王」という呼び名を意識しているのだろう。 そう、私たちの主イエスは、「イスラエルの王」「ユダヤ人の王」である。生まれた時もユダヤ人の王と呼…

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クリスマス問題を教会史で解く

クリスマスは実際にイエスが生まれた日ではなく、本来は異教の太陽神の祭であった。──幼い頃から「クリスマスはイエスさまの誕生日」と信じてきた私にとって、この事実を知ったことは大きなショックであった。そして、クリスマスを祝うことは偶像礼拝ではないのか、日本の行事は「異教由来だから」と言って禁ずるのに、どうして西洋のクリスマスは異教由来でも無批判に受け入れるのか、という疑問を抱いた。私は、クリスマスを…

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