ベツレヘムの現実に思うイエスの降誕

イエスが生まれたのは、ベツレヘムという町である。「神の御子は今宵しもベツレヘムに生まれたもう」「ああベツレヘムよなどかひとり星のみ匂いて深く眠る」など、クリスマスの賛美歌で歌われていることでも知られている。 私は、ベツレヘムに行ったことはない。イスラエルにツアーで行ったことはあるが、当時は「第二次インティファーダ」の最中であり、パレスチナ自治区に属するベツレヘムは治安が悪くて入れな…

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天皇がキリストを信じたら~大嘗祭に思う

天皇即位に伴う大嘗祭が行われた。キリスト教界では「政教分離違反」「偶像礼拝」などとする批判の声が多数上がっている。一方で、日本人を古代イスラエル人だとか原始キリスト教徒の末裔だとする「日ユ同祖論」を掲げる人々は、大嘗祭は聖書に起源があるとする。「仮庵祭」が元になっているとか、キリストの死と復活を再現する儀式が中で行われているとか言うのだ。 どちらも極端だと思う。大嘗祭反対を叫んでいる人々は…

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ローマ教皇は何者か

近く、ローマ教皇フランシスコが来日する。プロテスタントの自分にとって、カトリックの長である教皇は関係ない。ただの、よその宗教の代表者。池田大作みたいなものだ―――と思っていた。だが、教会の歴史を学ぶようになって、決して「無関係」というわけではないことがわかってきた。なんだかんだ言っても、プロテスタントは、ローマ・カトリックから分岐してできたのだから。 とはいえ、黙示録に出てくる…

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