『「ユダヤ」の世界史』を読んで
臼杵陽著『「ユダヤ」の世界史』(作品社)を読んだ。
ユダヤ人の世界離散について、聖書信仰に立つ私たちは、単純に「神のさばきを受けたユダヤ人たちは、大国に滅ぼされて強制的に外国に移住させられた。だから、イスラエルの地に帰って祖国を再建することが彼らの願いであり、それを実現するというのが、預言された神の約束である」と考えがちだ。
ところが本書では、今述べたような「強制的離散」…
「エルサレムよ、わたしはあなたの城壁の上に見張り番を置いた。イザヤ62:6」
※キリスト教、聖書、イスラエル・ユダヤ関連などについて書いていきます。
※by 川崎貴洋
北海道在住のキリスト教プロテスタント福音派信徒です。