初期のキリスト教は去勢を讃えていた?

井上浩一著『ビザンツ 文明の継承と変容』(京都大学学術出版会)を読んだ。以下、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の宦官について解説された章の中の記述についてである。尚、宦官とは主君に忠実に支えるため、去勢(生殖器の切断)手術を施された男性のことだ。原始キリスト教は宦官に好意的だったとして、マタイ19:9~12を引用している(233頁)。 「結婚できないように生まれついた者、人から結婚できないよう…

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ユダヤ人の神は私たちの神

ユダヤ人を選び、彼らを愛し、彼らへの約束を守って彼らを世界中からイスラエルの地に連れ上り、再び国を建てさせられた神。この真実で恵み深い神、主が、その御子イエス・キリストの十字架のみわざを介して、私たちの神でもあられるのである。 それとも、神はユダヤ人だけの神でしょうか。異邦人の神でもあるのではないでしょうか。そうです。異邦人の神でもあります。神が唯一なら、そうです。ローマ3:29~30 …

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ユダヤ人こそ神の存在証明

まことに、ユダヤ人は選民である。(「ユダヤ人は選民である」http://cavazion.seesaa.net/article/501369001.html 参照。)今も変わらず選民である。だからこそ、彼らは長い歴史の中で何度も国を滅ぼされ、世界に散らされ、どの民族よりも激しい迫害を受け続けてきたにもかかわらず、決して消滅することなく息ながらえ続け、今やその先祖たちのゆずりの地に国を再建した。神…

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