『イスラム教の論理』『ハマスの息子(復刻版)』を読んで

飯山陽(いいやま・あかり)著『イスラム教の論理』(新潮社)、並びにモサブ・ハッサン・ユーセフ著『ハマスVSイスラエル』(ヒカルランド)を読んだ。飯山陽氏は、高原剛一郎氏がYouTubeで「日本で唯一まともな中東問題解説者」と絶賛しているので、図書館で見つけた時、読んでみようと思った。その時、新着図書として並んでいたのが『ハマスVSイスラエル』である。この本、実はかつて『ハマスの息子』というタイト…

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唯一神信仰と行い

今、出エジプト記を読んでいる。主は、イスラエル人を奴隷とするエジプトに次々と災いを下した。それは、単にエジプト人を懲らしめるためではなく、エジプトの多神教の神々にさばきを下すためでもあった。すなわち、ナイル川や蛙などエジプト人が神々として拝んでいたものを無力化することによって、神は唯一「主(ヤハウェ)」のみであることを彼らに知らしめたのである。 この「一神教」のメッセージは、エジプト同様…

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エルサレムの多様なイースター

今年(2024年)は、3月31日が、イエス・キリストの復活を祝うイースター(復活祭)であった。ゆかりの地エルサレムでは、キリスト教各教派の礼拝がもたれたもようである。中継動画がYouTubeに上がっていた。 プロテスタントがイエスの墓と見なす「園の墓」では、エレキギターガンガンの、現代的な賛美礼拝がささげられていた。 https://www.youtube.com/live/DB5Yct…

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