『牛乳屋テヴィエ』に見る生のユダヤ人の姿
ショレム・アレイヘム作『牛乳屋テヴィエ』(岩波文庫)を読んだ。演劇・映画『屋根の上のバイオリン弾き』の原作として知られる、イディッシュ文学の名作である(らしい)。イディッシュ語というのは、東欧のユダヤ人の間で使われていた言語だ。本作の舞台は19世紀末〜20世紀初頭の、当時ロシア領だったウクライナ。貧しいユダヤ人の牛乳屋テヴィエが、作者の「ショレム・アレイヘム先生」に身の上話をするという体裁で書か…
「エルサレムよ、わたしはあなたの城壁の上に見張り番を置いた。イザヤ62:6」
※キリスト教、聖書、イスラエル・ユダヤ関連などについて書いていきます。
※by 川崎貴洋
北海道在住のキリスト教プロテスタント福音派信徒です。