餅をきっかけに日ユ同祖論を考察する

正月だ。正月と言えば餅である。私は餅が大好物だ。「一番好きな食べ物」と言ってもいい。最も好きな食べ方は、何も味をつけないで白いまま食べることである。いろいろな味をつけても旨いが、餅そのものが好きなので、素の味を味わいたい。 ところが最近、変化が出てきた。一番好きな食べ物の同列ぐらいにつぶあんが急上昇してきたのである。であれば、餅とつぶあんをかけ合わせれば更においしくなること間違いない。と…

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仮にイスラエル人の血を引いていたとしても、日本人は「イスラエルの子孫」ではない

久しぶりに「日ユ同祖論」の話。「古代日本にイスラエル人がやって来て、日本人の先祖になった」と主張するこの説。私は、古代イスラエル人の「一部」が日本列島に渡来して、日本人の先祖の「一部」になった「可能性」はあると思う。 あれだけ世界を股にかけて活躍しているイスラエル(ユダヤ)人のことだ。いわゆる鎖国のイメージから誤解されがちだが、実際は古来意外と外国と交流があった日本に来ていたとしても、不思議はな…

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コリントの偽使徒と日ユ同祖論者の共通点

「コリント人への手紙第二」後半には、コリントの教会に入り込んだ「偽使徒」たちの教えから信徒たちを立ち返らせようとするパウロの、厳しくも愛に満ちたことばが記されている。その中でパウロは偽使徒たちを皮肉たっぷりに批判する。そこから、偽使徒たちはユダヤ人であり、「ヘブル人」「イスラエル人」「アブラハムの子孫」(いずれもユダヤ人の血筋を表す)という自分たちの血統を誇っていたことがわかる(11:22)。パ…

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