教会の歴史の上に立つ聖書信仰

「聖書のみ」を信仰の土台とするのがプロテスタントの信条である。この「聖書のみ」を追求していった結果、「聖書に描かれた初代教会、すなわち一番初めのエルサレムのユダヤ人教会こそ、純粋な理想の教会である」とする一方、「4世紀にローマ帝国に公認され、国家の権力と癒着して以来のキリスト教は、堕落した、不純な教会である」考える人々がいる。そして、自分たちは、そのような不純なキリスト教の歴史を一足跳びにバイパ…

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キリスト教のヘブライ・ルーツとギリシア・ローマ・ルーツ

聖書の舞台はイスラエルである。旧約聖書はイスラエルのことば(ヘブライ語)で書かれている。イエスも使徒たちもみなイスラエル人であった。キリスト教のルーツはイスラエルにある。 ところが歴代のキリスト教会はイスラエルとのつながり(ヘブライ・ルーツ)を自分たちと切り離す傾向にあった。それどころか、イスラエル人(ユダヤ人)を迫害さえしてきたのである。その結果教会は、聖書の背景にあったイスラエルの文化…

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原始キリスト教を尊ぶあまり「正統派」教会を否定する人々

純粋な信仰を持っていた原始キリスト教会が、ローマ帝国に広まり、その公認・国教化を受けるに至って、堕落し、本来のあるべき姿から離れてしまったという考え方がある。ある意味それは真理だろう。教会は本来キリストを信じて新生体験をした者たちによって構成されるべきなのに、国家権力によって無理矢理、形だけ「キリスト教徒」にされた人々が、大量に流入してきたのだから。たとえば「マリア崇敬」などは中東・地中海地域で…

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