マリアに祈るのは間違い

8月15日は、カトリック教会では「聖母の被昇天」の記念日だそうだ。聖人を祀るとか、その記念日を祝うとかいった文化は、我々プロテスタントにはない概念なので、いまいちよくわからない。ただ、カトリックや正教(東方教会)ではイエスの母マリアを殊更に重んじるが、これは単なる文化の違いではなく、キリスト教の教義の根本に関わることなので、看過することができない。 カトリックや正教では、マリアに向…

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マリア信仰の間違い

「ローマ時代から続く教会(http://cavazion.seesaa.net/article/483076994.html )」「ローマ教会の歴史をバイパスする人(http://cavazion.seesaa.net/article/483305327.html )」で、現在のキリスト教会は、ローマ帝国によって公認・国教化された教会 (ここでは「ローマ教会」と呼ぶ。後述の「ローマ・カトリック教…

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聖像有無の歴史的背景

カトリックとプロテスタントの違いに、イエスや聖人の像を用いるか否かという点がある。カトリックの教会は、これら「聖画像」で装飾されているが、プロテスタントでは用いない。どうしてこのような違いが生じたのか。 かつて、キリスト教が世界に広まり始めた頃、ゲルマン人など文字を持たない民族に聖書をそのまま伝えるのは困難であった。それで、聖書の物語を文字を使わずに伝えるために、絵や像が用いられた…

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