地の果て日本からイスラエルへ

そこで使徒たちは、一緒に集まったとき、イエスに尋ねた。「主よ。イスラエルのために国を再興してくださるのは、この時なのですか。」イエスは彼らに言われた。「いつとか、どんな時とかいうことは、あなたがたの知るところではありません。それは、父がご自分の権威をもって定めておられることです。しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地…

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仮にイスラエル人の血を引いていたとしても、日本人は「イスラエルの子孫」ではない

久しぶりに「日ユ同祖論」の話。「古代日本にイスラエル人がやって来て、日本人の先祖になった」と主張するこの説。私は、古代イスラエル人の「一部」が日本列島に渡来して、日本人の先祖の「一部」になった「可能性」はあると思う。 あれだけ世界を股にかけて活躍しているイスラエル(ユダヤ)人のことだ。いわゆる鎖国のイメージから誤解されがちだが、実際は古来意外と外国と交流があった日本に来ていたとしても、不思議はな…

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置換神学の間違い

「旧約時代のイスラエルの地位は、新約時代には教会に置き換えられた」とする考え方を「置換神学」と言う。この考え方によれば、アブラハムに約束された祝福を現在受け継いでいるのはキリスト教会であり、聖書の中でイスラエルについて言及されている箇所は、教会に適用される。一方イスラエル人(ユダヤ人)は、「神に選ばれた民族」としての特殊な立場を否定され、他の民族と何ら変わりがないことになる。 ところでア…

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イスラエルを見よ

今、イスラエルの地で起こっていること。「聖書預言の成就」である。聖書に書かれているとおり、方々に散らされていたユダヤ人たちがかの地に帰還し、祖国を再建している。 これこそ、聖書が信ずべき神のことばであることの証しだ。ひいては聖書が指し示すイエスの十字架と復活の福音が真実であることの証しでもある。また、神が現代に至るまでユダヤ人を見捨てておられないことは、新約に於ける神の民「教会」(クリス…

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『イスラム教の論理』『ハマスの息子(復刻版)』を読んで

飯山陽(いいやま・あかり)著『イスラム教の論理』(新潮社)、並びにモサブ・ハッサン・ユーセフ著『ハマスVSイスラエル』(ヒカルランド)を読んだ。飯山陽氏は、高原剛一郎氏がYouTubeで「日本で唯一まともな中東問題解説者」と絶賛しているので、図書館で見つけた時、読んでみようと思った。その時、新着図書として並んでいたのが『ハマスVSイスラエル』である。この本、実はかつて『ハマスの息子』というタイト…

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唯一神信仰と行い

今、出エジプト記を読んでいる。主は、イスラエル人を奴隷とするエジプトに次々と災いを下した。それは、単にエジプト人を懲らしめるためではなく、エジプトの多神教の神々にさばきを下すためでもあった。すなわち、ナイル川や蛙などエジプト人が神々として拝んでいたものを無力化することによって、神は唯一「主(ヤハウェ)」のみであることを彼らに知らしめたのである。 この「一神教」のメッセージは、エジプト同様…

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エルサレムの多様なイースター

今年(2024年)は、3月31日が、イエス・キリストの復活を祝うイースター(復活祭)であった。ゆかりの地エルサレムでは、キリスト教各教派の礼拝がもたれたもようである。中継動画がYouTubeに上がっていた。 プロテスタントがイエスの墓と見なす「園の墓」では、エレキギターガンガンの、現代的な賛美礼拝がささげられていた。 https://www.youtube.com/live/DB5Yct…

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シオニズムはユダヤ教から出たものではないが、神のみわざである

「シオニズム」とは、世界各地に離散していたユダヤ人たちが、イスラエルの地に帰還して祖国を再建しようとする運動のことである。19世紀頃に盛んになり始め、1948年の「イスラエル国」建国で頂点を見た。その後もこの流れは続き、現在もロシアやウクライナなどから多くの帰還民が押し寄せている。 シオニズムはユダヤ教から出たと思っている人がいる。シオニズムによって建てられた現代イスラエルを、ユダヤ教原…

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私がイスラエルについて語る訳

私がイスラエルについて発言すると、批判されることがある。その中に、「それはディスペンセーション主義神学だ」というものがある。ディスペンセーション主義神学ということばについては、以前から知っていた。だがその内容については、何度か学んでみたのだが、難しくていまいちよく理解できない。確かに自分の立場に似ているようでもあるが、どこか違うようにも思う。 そもそも私は「神学」を掲げてイスラエルについ…

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複雑なウクライナの正教会事情

高橋沙奈美著『迷えるウクライナ』(扶桑社)を読んだ。ウクライナのキリスト教の歴史と現状について書かれているのだが、同国の宗教事情はかなり複雑である。 ロシア帝国ないしソ連の支配下にあった時代、ウクライナはロシア正教会の管轄であった。ソ連末期になるとウクライナの正教会に自治権が与えられ、「ウクライナ正教会」が成立する。しかしこの教会は組織上はロシア正教会の範疇にあり、立場もロシア寄りの姿勢を…

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